ジャンルを整理する12 ヘヴィメタル①

 

かなり間が空いてしまいました。

あえてジャンルを紐解くというか、追っていこうという企画。

のんびりと再開していきます。

 

 

今回は「ヘヴィメタル」、いわゆるヘビメタです。

 

 

ヘビメタを直訳すれば「重い金属」ということで、まぁ金属的かどうかっていうのはちょっと解釈が難しいですが、ようは歪んでるってことですね。

ずっしり重く歪んだサウンド。

 

元はハードロックからの派生ジャンルなので、ハイトーンなヴォーカル、間奏でのギターソロなど共通した特徴はいくつもありますが、逆に「違いは何?」と言われると意外と言葉に詰まります。

 

ネット上で他の方もおっしゃっていましたが、

「ハードロックがあくまでルーツであるブルースに根差しているのに対し、ヘビメタはよりクラシカルな白人文化の音楽を要素として取り入れている」

これは言えそうです。

ある種の泥臭さは控えめで、均整のとれた様式美サウンド。

 

そういう意味では、ハードロックにクラシック的要素を持ち込んだディープ・パープルなどのバンドもヘビメタの元祖的存在と言えるでしょう。

 

 

個人的にはヘビメタと言うと

・高音域で叫ぶ、いわゆるヘビメタシャウト

・「重さ」を求めて通常よりも音高をさげてチューニングするドロップチューニングおよびダウンチューニングの採用

・ヘヴィーなギターリフ(曲中繰り返される印象的なフレーズ)

・ハードロック以上にテクニカルな、いわゆる速弾きのギターソロ(2本のギターでハモるなど)

・「疾走感」を求め、ドラムにおいてツーバスを用いるなどした非常にパルスの細かいリズム(タムやシンバルの数も多い)

・アレンジもミックスも「ドンシャリ(低音と高音が強調され中音域が抑えられた、ドンっ!とシャリっ!な音像)」

・尖ったデザインのギターやベース

といった特徴が思いつきます。

もちろん全てに当てはまるワケではないでしょう。

そして、このへんの認識が正しいかどうかは、ぜんぜん自信ないです。すみません。m(_  _)m

 

 

ヘヴィメタルというジャンルが確立したのは70年代のようですが、その最初期のものと言われているのは意外にもビートルズの「ヘルター・スケルター(Helter Skelter)」や、キンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー(You Really Got Me)」だとのこと。

あらためて聴くと、たしかにヘビメタのイメージに繋がるものがありますが、これがヘビメタかと言えば、う〜〜ん…。

※上記2曲は後にヴァンヘイレン(Van Halen)やモトリー・クルー(Mötley Crüe)といった幾多のバンドがカバーしていて、それらは概ねヘヴィーに仕上がっています。

 

 

今に至るまでのヘビメタの直接的なイメージを最初に確立したのは、すでにハードロックの項でも触れたブラック・サバスあたりでしょうか。

 

あっ、ジューダス・プリースト(Judas Priest)がいますね!

1969年にイギリスで結成されたこのバンドは、70年代のうちにヘビメタ化し、今ではメタルゴッドと崇められる存在。

ちなみにもう少し後になるとこんな感じ。

 

あとは、モーターヘッド(Motörhead)ですか。

こちらもイギリスから。ヘビメタのイメージど真ん中ではないかもしれませんが、荒々しくも疾走感あふれるスピードメタルを展開し、この流れは後にスラッシュメタルなどに繋がっていきます。

 

80年にはアイアン・メイデン(Iron Maiden)がデビュー。

これは直球ヘビメタですね。このバンドのマスコット?であるエディくんが描かれたアルバムジャケットやTシャツなどのヴィジュアルも「ヘビメタと言えば」のイメージ。

 

アイアン・メイデンと同期のデフ・レパード(Def Leppard)も、イギリスから起こったN.W.O.B.H.M(ニューウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)ムーブメントの代表格。

このバンドはむちゃくちゃ売れます。

ですが、個人的にはヘビメタ…なのかな?って思います。どーなんでしょ?教えて偉い人!

 

今さらですが、やっぱりジャンル分けって厳密には不可能だし、不毛ですよね…。

だってホント言ったらどっちでもいいもん、ヘビメタであろうがなかろうが。

じゃあ、何なの?この一連の記事。…いや考えないどこ。w

 

 

ま、とにかく

こんな具合にヘビメタのシーンもやはりイギリスが先導しました。

 

が!

アメリカから、いよいよあのバンドが現れます…。

 

 

つづく。