イメージ→運動

 

今回はけっこう大事なことをお話しします。

 

歌や楽器の演奏が上手な人、およびメキメキ上達する人の多くが、意識的にもしくは無意識におこなっているであろう「こと」です。

 

それは、

「これから歌おう(演奏しよう)としている内容を、先に頭の中でイメージしておく」

ということです。

 

 

え、そんなの当たり前じゃん!

って思いますよね。

 

 

でも意外と、

していない場合(していない方)が多い気がします。

 

もちろん、まったくイメージしていないってことはないでしょうが、そのイメージの強さ、明確さが重要なんですね。

 

 

歌うとき、演奏するとき、音を発するより前に、歌詞はもちろん、音程やリズム、強弱、音色…といったことをどれくらいイメージできていますか?

実際に音を鳴らしてから、「あ〜〜、そうそう。オレが弾きたかったのこーゆーやつだわ…」もしくは「ん〜〜〜?な〜んかちょっと雰囲気が違うかな…」なんて思ったりしてませんか?

 

これは運動(発声や発音)が先にあり、そこで鳴った音に対してイメージ(というか感想)が後からついていく状態です。

 

これでは多くのことが後手後手になってしまいます。

たとえ声や楽器のコントロール力が高くても、せっかくのそのコントロール力を「後処理」にばかり使うことになります。

 

 

この順序を逆にして、「しっかりしたイメージが先にあり、それを運動によって具現化する」ようにしていきたいわけです。

 

例えば、正確なリズム、もしくは良いと思われるリズムで歌ったり演奏したりがなかなかできないとき、発声や発音のための「運動」よりもまずリズムがしっかりイメージできていないことが原因である場合がほとんどです。

逆にイメージがしっかりあれば、あとは「そこ」に向けて運動をコントロールしていくことに集中できます。

 

いざ実際に音を鳴らしていったとき、イメージどおりかどうかをすぐに判断することができますので、(コントロール力を上げるための)練習の効率も良いはずです。

 

また、そういう意味では練習もいろいろで、イメージを明確にしていく練習や、そもそも運動より先にイメージする練習というのもあるかと思います。

 

 

※ただし、世の中にはいろんな音楽、奏法、考え方がありますので、運動からイメージが生み出されることやそういうものもあるでしょうし、それらを否定しているわけではありません。