楽器演奏の演技を見て思うこと。ドラマ「カルテット」より。

明日が仕事始めという方が多いのでしょうか。

スクールはもう通常運行しております。

 

 

さて、この年始にひさしぶりにテレビというものを見ていたら、「カルテット」というドラマが放送されていました。

 

松たか子さん、満島ひかりさん、松田龍平さん、高橋一生さんの4人が主演で、いずれも弦楽器奏者の役でした。

1stヴァイオリンが松たか子、2ndヴァイオリンが松田龍平、ヴィオラが高橋一生、チェロが満島ひかり。

この4人でドーナツ・ホール・カルテットなるものを組んで、弦楽四重奏をすると。

 

ストーリー自体もなかなか面白い「カルテット」ですが、毎回のように多少なり演奏シーンがあります。

で、このドラマに限らず、映画、アニメ、マンガといったメディアで音楽や演奏が扱われることも珍しくないわけですけれども、そこで胡散臭い演技や描写をされると、私はどうにも気になってしまうのです。

いい加減な扱い方をするなら、わざわざ音楽を題材にしなくてもいいのに……と思ってしまいます。

 

この「カルテット」の演奏シーンにも、残念ながら同じ思いを抱いてしまいました。

作中の音楽は当然、別の人(弦楽器奏者)による演奏で、そこに役者がいわゆる「当て振り」をしています。

確かに弦楽器をそれなりに上手に弾いている様を演じるのは難しいかもしれませんが、もうちょっとなんとかならなかったかな、と。

 

しかし、そんな中で一人気を吐いていたのが満島ひかりさんです。

この方は俳優として素晴らしいものを持っていると思いますし、実際に評価も高いみたいです。

今回の4人の中でも唯一、「あれ?この人、もしかしたら本当に少し弾けるのかも」と思わせてくれました。

弓の持ち方、ボウイング、運指はもちろんのこと、体の使い方、頭の揺れ、抑揚の感じ方などが、すごく「それっぽい」んです。

彼女は歌もダンスもやるし、体を使うことに関して器用なんでしょうね。

「器用」なんて言い方すると怒られそうですが、もちろん悪い意味じゃありません。

 

で、実際のとこは知るよしもないんですが、おそらく満島ひかりさんはチェロを弾けないと思います。

弾けないと思いますが、あんなに弾いている様を上手く演じられる彼女は、本当に弾こうと思って練習し始めたら、きっとすごく飲み込みが早いだろうな、と思うわけです。

 

「楽器を上手に演奏(コントロール)している様」には、実際に上手になるためのヒントがあるのではないか?という話でした。