楽器は持たない

 

ここ1ヶ月くらい、毎日10分、ヴィオラの練習をしています。

まぁ、そんなに急に上手くなったりはしないのですがね。

 

で、あらためて「大事だなー」と思ったことがあるので、シェアしたいと思います。

 

それはヴィオラに限ったことではなく、多くの楽器に共通することです。

(ピアノとか鍵盤系にはあてはまりませんが。)

 

何かと言うと……

 

 

 

「楽器を持たない」ということです。

 

 

管楽器でも、弦楽器でも、打楽器でも。

 

たとえばヴィオラであれば、楽器本体は頭の重さで肩との間に挟みます。それだけで楽器を維持し、左手はスムーズな運指のために、けっして楽器を持ちません。

右手も、弓を持つのではなく軽くつまむだけで、弦の上に乗せた弓を引いたり押したりします。

 

たとえばフルートであれば、左手の人差し指付け根、右手の親指の腹、下顎の3点のみでバランスよく楽器を支持します。これを三点支持と言います。

キーを押さえるための指はできるだけフリーな状態にしたいわけです。

 

たとえばドラムのスティックも、ギュッと握りしめていては速いフレーズはもちろんのこと、力強い音を鳴らすことも難しくなってしまいます。

握り込まず手の平とスティックの間には隙間を作って、指だけでもストロークできるようにしていきます。

 

ストラップを使う楽器の場合、楽器の重さはすべてストラップで釣って、それ以上には手で楽器を持ち上げるようなことはしません。

 

 

もし、楽器を始めるにあたって、もしくは上達しようと、「どうやって持つといいですか?」と聞いてくる人がいたら、「まず、持つという表現をやめましょう」と私は返します。

口で「持つ」という表現を使っている以上は、意識もやはり「持つ」になってしまうからです。

 

 

楽器を始めて最初のうちは、どうしても楽器が不安定になってしまうので、しっかり持ちたくなってしまいます。

でも、そのまま続けていくと、なかなか力みが取れず、上達することも楽しむことも難しくなってしまう可能性もあります。

 

ちょっと気にしながら練習してみると、そのうちきっといいことがあります。

と自分に言い聞かせて今日もヴィオラを10……