大事です、チューニング②

 

前回につづいてチューニングです。

 

基本的にはチューナーに合わせて各々の楽器をチューニングすればいいのですが、

じつはチューニングには「基準となる音の高さ」にバリエーションがあるのです。

 

 

西洋の音楽(楽器)では音の高さを表す「音名」にアルファベットが使われます。

(ドレミやイロハもありますが、ポピュラーミュージックでは英文字を使うのが一般的)

A〜Gまでのアルファベットが順に当てがわれ、Gの次はまたAに戻ります。(もちろん間に♯/♭の音を挟みながら)

その中のA4(4オクターブ目のA)という音が基準音とされています

ピアノでいうところの真ん中より少しだけ右にあるA、ギターでは1弦5フレットのAがそれです。

 

 

基準音はHz(ヘルツ)という周波数の単位を使ってその高さを言い表します。

 

A4は国際基準では440Hzとなっています。

 

これで統一されていれば問題ないのですが、実際のところ現在の基準はA4=441Hzや442Hz、443Hzなどバリエーションがあります。

ヨーロッパのオーケストラなどでは446Hzということもあるようです。

うんと昔はこれが435Hzだったこともあるそうで、だんだん上がってきている(高くなってきている)んですね。

A4=440Hzという基準は1955年に国際標準化機構(ISO)ということろが定めたそうですが、これもだんだん上がっていくA4の「ある地点」でしかなかったということでしょう。

 

 

ところで、1Hzの違いとはどのくらいのものなのでしょうか。

 

音楽の音の高さを表す単位としてもう1つ、セント(cent)というものがあります。

セントは半音を100に割った単位、つまり半音が100セントになります。

周波数Hzを音楽的な半音や全音に換算していくと小数点以下がたくさんの複雑な数字になってしまいますが、その点セントは分かりやすいですね。

 

例えば440Hzと441Hzの差をセントに換算すると、4セント弱となるようです。

半音を100としたときの4です。

 

これをどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、個人的には「どっちでもいいよ〜」というくらいにしか思っておりません。

基準音を高くした方が明るい印象になるので、多くの人(演奏ずる側も聴く側も)がそれを望ことで徐々に基準音が高くなってきた、というのが一般的な見方だそうですが…。

明るい印象?そんなに違うかな〜?プラシーボレベルのような気がして。すみません、私が鈍感なだけかもしれませんね。

でも、そもそも「明るい方が良い」っていうのは短絡的な気が…。

 

 

あっ!

どっちでもいいよっていうのは、「全体の基準音を何にするか」って話ですよ。

合奏をするときに、各々バラバラの基準音でチューニングしてもいいと言っているわけじゃありませんので、誤解なきよう。

 

合奏するときはしっかり基準音を申し合わせして、各々正確にチューニングするようにしましょう

 

 

ポピュラーミュージックでは440Hz〜442Hzが一般的です。

 

電子ピアノやシンセ・キーボードなどの電子楽器は出荷時で440Hzにチューニングされています。大体のものは設定で変えられると思います。

 

ピアノは調律のときになにも言わなければ、442Hzでチューニングする調律師さんが多いようです。440Hzや441Hzなどリクエストがあればお願いしましょう。生ピアノは都度チューニングできないので、合奏のときは他の楽器がピアノに合わせる必要があります。

 

管楽器に多い「移調楽器」は、基準音のAそれ自体が別の音名になっているので認識しておきましょう。E♭管の場合はF♯/G♭B♭管の場合はBの音が、ピアノなどいわゆるコンサートキー(C調)のAに相当します。